フルバランスドオクルージョン
フルバランスドオクルージョンとは?
総入れ歯は噛むたびに動こうとします。
その動きを抑え、安定して機能させるための考え方が
フルバランスドオクルージョンです。
なぜフルバランスが必要なのか
総入れ歯は天然歯とは大きく異なります。
天然歯は骨に固定されていますが、総入れ歯は歯茎の上に乗っているため、噛む力や顎を動かす力によって動こうとします。
もし天然歯と同じような噛み合わせを総入れ歯で再現すると、顎を横や前に動かした時に上下の前歯だけが当たり、上下奥歯が離れてしまうことがあります。
この状態では総入れ歯が傾いたり、浮き上がったり、動いたりしやすくなり、痛みや外れやすさの原因になります。
そこで総入れ歯では、顎を動かした時にも左右の奥歯がバランスよく接触し続けるように咬み合わせを作ります。
そうすることで、上の総入れ歯と上の歯茎、下の総入れ歯と下の歯茎との位置関係が保たれ、総入れ歯が安定して機能しやすくなります。
このように、顎を動かした時にも左右の歯が均等に接触しながらバランスを保つ総入れ歯特有の咬み合わせを、フルバランスドオクルージョン(フルバランス)と呼びます。
パリムデンタルが考えるフルバランス
パリムデンタルでは、
・顎位(セントリック)を整える
・義歯と歯茎との適合性(フィット)を高める
・フルバランスを構築する
という順序で治療を進めます。
顎位だけでも、フィットだけでも、快適な総入れ歯は実現できません。
この3つの条件が揃うことで、総入れ歯は安定しやすくなり、噛みやすさや話しやすさ、長期的な快適性につながると私たちは考えています。
なぜデジタル技術を活用するのか
フルバランスドオクルージョンは、単に歯を並べれば実現できるものではありません。
顎位(セントリック)が整い、義歯と歯茎との適合性(フィット)が高まり、その上で初めて構築することができます。
そして苦労して実現したフルバランスも、最終義歯へ正確に反映できなければ意味がありません。
パリムデンタルでは、治療用義歯によって得られた顎位、フィットという治療結果をデジタルデータとして記録します。
さらに下顎の三次元運動も計測、デジタルデータ化し、それらの情報をもとにパソコン上の総入れ歯設計専用ソフトを使って最終義歯を設計します。
私たちがデジタル化しているのは義歯そのものではありません。
フルバランスを実現するための治療結果なのです。
顎位・フィット・フルバランス
総入れ歯の成功には、一つだけ優れた条件があれば良いわけではありません。
顎位(セントリック)が整い、
義歯と歯茎との適合性(フィット)が高まり、
そしてフルバランスドオクルージョンが構築される。
私たちは、この3つが揃って初めて快適で機能的な総入れ歯が実現すると考えています。
パリムデンタルでは、治療用義歯による治療を通して、顎位(セントリック)、義歯と歯茎との適合性(フィット)の2つの条件を整え、そこに下顎運動の計測データーを元にフルバランスを構築、その結果を最終義歯へ反映します。
これがパリムデンタルの考える総入れ歯治療です。